2014年1月19日日曜日

イギリスの8〜12ヶ月健診

息子が8ヶ月になった日、家にNHS(イギリスの健康保険)から一通のお手紙が届きました。

内容は、、、、

This is to remind you that Mr Licht ***** is due a 8 - 12 month Developmental Check.
This review is usually carried at the clinic so please could you telephone us on the above number to arrange an appointment.

とのことで、8〜12ヶ月健診をクリニックでするから、その予約をしてくださいね〜。って、担当のHealth Visiting Teamの方からのお知らせでした。
日本だと、「何月何日に○ヶ月健診をするから来てください。」ってお手紙が来てたんですが、こちらは、なんとも、健診に4ヶ月も幅があるって、日本とは違う多らかさ。

さて、そして年末も差し迫った12月30日。日本では、もう御用納めも終わってる日にクリニックに電話したところ、ちゃんと受付の方はお仕事されていて、無事2週間後の予約が完了!

予約したクリニックに行き窓口で名前を言うと、5分ほど待たされて担当のヘルスビジターの方が呼びに来てくれました。そして、娘のために大きめのおもちゃまで出して頂いた後に健診開始。

健診の内容は、

  • 体重と頭囲と慎重の測定。
  • 股関節と背骨の発達の確認。
  • 首の座り具合とお座りできるかどうかの確認。
  • 小さいものを掴めるかどうかの確認。
  • 名前を呼ばれて反応するかどうかの確認。
でした。ちなみに胸囲の測定はナシ。そして、小さいものをつかめるかどうかという事で、レーズンを子供の前に置いて、興味を持って食べるかどうかをチェックするんです。日本ではそんな検査はされた覚えもないし、何よりも8ヶ月の子供の干しぶどうとかあげないですよね。一方で、ヘルスビジターの方は、
「この月齢での発達の指標として、このレーズンを掴んで口に持って行くっていうのは、特に重要なんです。目がちゃんと見えていて、その情報をもとにとても細かい手の動きをコントロール出来るってことですからね。」
とおっしゃっていました。ほぉぉ〜。そうなんだぁ。
第一子と第二子を別の国で子育てすると、色々発見があります。

他には、息子にとっては、イギリスでの初めての健康診断だったため、出生時の身長、体重、頭囲、妊娠期間を聞かれました。日本では3歳児健診の時でさえ聞かれる「出生時の異常の有無。帝王切開か自然分娩か?」については一切質問なし。出生児の体重も、日本だと無駄に有効数字4桁ですが、こちらは有効数字は2桁(笑)。胸囲も測定なし。

そして、最後に聞かれたのが、
「生まれて直ぐに、血液をちょっととって、検査したかしら?メタボリズムの検査。うーん、大抵の国では検査されると思うんだけど。」
と言われて、私の頭に?がいっぱい。

結局、先天性代謝異常症 Inborn error of metabolism の検査をしたかどうかという話だったみたい。ふと、そういえば、代謝異常の検査ならされたなぁ。と思って、母子手帳の代謝異常の検査結果に書いてある個別の病名の英語と共通っぽい単語「フェニルケトン、メープルシロップ、ホモシスチン、ガラクトース、クレチン」をそのまま読み上げたら、

「あぁ、それそれ。その話をしてたの。あ、ちゃんと検査されてますね。じゃ、これ、コピーとっておいてもいいですか?記録として。」

とのことで、カルテのようなものに、日本語で記載されてるこの検査結果のコピーが貼付けられていました。でも、誰が読むんだあれ。日本語できるお医者さんいるのかしら??

この健診が終わるとブックスタートとといって、子供向けの絵本が2冊と、親向けに絵本の大切さが書かれたブックレットが1冊、そして本をいれる袋が一つプレゼントされました。ここは、日本の健診と似ていますね。

ちなみに、札幌でもらった母子手帳にはワクチンの記録のところは英語で記載されていますが、出生時の記録の欄などは日本語のみです。できたら、そのあたりも英語併記にされていると便利だし、逆に、外国人用の英語版母子手帳の作成コストが削減できて一石二鳥なのになぁ。。。とちょっと思いました。


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