2013年11月3日日曜日

なんちゃって大学院生になるまで。

すでに、大学院の入学手続きや、大学院の授業が始まった話は、ブログでも書いたので、話が少し前後するのですが、ロンドンで夫が仕事をすると決めてから、私も大学院生として知的財産を勉強しようと、ちょこちょことと準備していました。

イギリスのロースクールの中でも、知的財産の分野で有名なQueen Mary University of London。ロースクールが基本的に法学部卒を入学条件としている中、知的財産を専門とするMSc Management of Intellectual Propertyというコースは、理系の修士号の取得を入学条件としていて、必須科目を受講して卒業すればイギリスの弁理士試験の一部免除を受けることが出来ます。

当初は、このコースに入学しようと、必要書類をまとめ、前の職場の上司と、日本での大学院時代の恩師から、それぞれ1通づつ推薦書を書いてもらいました。高校、大学、大学院の卒業証明も送りましたが、これが旧姓だったために、戸籍抄本と翻訳証明付きの英語翻訳を、郵送しなければならないという一手間がありましたが、無事、「IELTSで7.0取るか、8月からのPre-Sessional English (five weeks)に入学すれば、入学OKですよ。」というConditional offerを頂いていました。

しかし、ビザ発給が遅れたことで、結局、もともと予定していた大学院のコースが始まる前にはイギリスには入国できず。大学院とも色々と交渉した結果、そもそも行こうと思っていたコースに正規の学生としての入学許可については、来年に持ち越しという措置をしてもらいました。そして、週に1度だけ、ロースクールの知的財産に関する授業をAssociate Student (科目聴講生)として潜り込めるよう、入学手続きを行いました。このAssociate Studentになるためにも、必要書類は正規の学生になるのと同じ書類が必要だったのですが、私の場合は、Conditional Offerを頂いたときに出した書類をそのまま使い回してもらいました。

さて、じゃあ、週に1度だけ潜り込む授業を何にしようかと思案。。。
色々考えた結果、以前も書いたように、IP Transactionという知的財産の取引に関する授業を取る事にしました。これは、もともと行こうと思っていた弁理士志望の人が多く行くMSc Management of Intellectual Propertyのコースの授業ではなく、LLMといって法学部卒の弁護士志望の人たちがたくさん行くコース中の授業。私自身、日本の知的財産権に関する法律はそれなりに身につけましたが、とにかく法律の基礎については、体系的に勉強したことがありません。そんな私が、LLMの授業をとって大丈夫かなぁ?とも思いましたが、シラバスに書いてある授業の内容的には、前職で持ち込まれていた色々な課題に関連する話がテンコ盛りだったため、この授業を取ることにしました。

授業の始まる最初の1週目は、どの授業を受けるか決めるために、自由に授業を聴講できます。なので、この期間にもっと多くの授業を聞いてからどの授業にするか決めればよかったのですが、、、なにぶん、授業が始まる数日前にイギリスにTier5ビザで入国。授業が始まった1週目は、子供達は保育園の慣らし保育中で、私が授業に出るには、夫に仕事を休んでもらって、子供達の面倒を見てもらうしか選択肢がなかったため、もう、エイヤーで決めちゃいました。

それにしても、この入学手続きで感じたことは、結婚して姓が変わることの手間ですね。結婚してもう5年近くも経過しているにもかかわらず、結婚前の自分自身の経歴が、本当に自分のものかを証明するのに、姓が変わっていない人よりも余分な一手間と、翻訳・郵送の余分なコストがかかってしまいました。この手間とコストは、新しい事に挑戦するにあたり、姓がずっと変わってない人に比べて、姓が変わった人への障壁になると思います。なぜなら、その余分にかかった時間で、その手間が必要でない人は、新しい挑戦への準備を進めている訳ですから。
選択的夫婦別姓の議論は別として、現状を改善するために、パスポートか何かで、旧姓・別姓が日本語、英語の両方で簡単に証明できる公的書類があればいいのになぁ。と、感じました。

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