2013年10月2日水曜日

英国ビザ申請手続き2 息子がパスポートを取得するまで

英国ビザ申請手続き1 夫がビザを取得するまで

夫がイギリスに出発して1ヶ月後の4月下旬、無事、息子リヒトが生まれました。
当初、私たち母子3人がロンドンに向けての出発は8月上旬を予定していたので、出発の3ヶ月前となるとできれば5月上旬頃には安全をみてイギリスのビザ申請手続きをしたいと考えていました。ということで、まずは大急ぎで息子のパスポートの申請です。


出生届と戸籍抄本

日本のパスポートを申請するのには、戸籍抄本が必要です。そのために、早く名前を決めて出生届けを出さないと!!!息子が生まれる前に、名前の読みだけは決定していて、あとは夫が漢字さえ決めればOKという状態。出産して翌日には、息子の写真を見ながら考えたという息子の漢字での名前が夫からメールで送られてきました(夫は、結局、息子の出産の際には帰国せずでした)。

息子に授乳する合間に、大急ぎで出生届けを記入。そして、私の実母が娘ルミを連れて市役所に出生届けを提出してくれました。しかし、実は我が家、戸籍に登録されている住所は県外。となると、出生届けを出してから、戸籍に登録されるまでにちょっと時間がかかるのです。それでも、可能な限り早く戸籍抄本を手に入れたかったので、出生届け提出とほぼ同時に、戸籍抄本の請求を「息子リヒトの登録が済み次第すぐに送ってください。」とのメッセージ付きで郵送しました。結局、戸籍のある役所から自宅に戸籍抄本が送られてきたのは、出生届けを提出してから10日後でした。

ちなみに、戸籍抄本・戸籍謄本については、基本的には郵送で請求が可能ですがその際の料金支払いは、郵便局で販売している定額小為替が必要です。出産後すぐに請求する予定だったので、出産前にあらかじめ購入しておきました。

あとは、パスポート申請用に必要な戸籍抄本とは別に、ビザの申請用に戸籍謄本も必要だったので同時に請求し送付してもらいました。


パスポート用写真

パスポート用の写真要件って、顔のサイズや表情そして顔と背景のコントラストなど、結構色々うるさいですよね。特に赤ん坊を撮影するにあたって大変だと思う点は、
・正面を向いてること
・口は開かない、表情は崩さない
・背景に陰ができないこと
という3点。そして、我が家で取った作戦は以下の2つ。

  1. 顔の向きと表情に関しては、とにかく、枚数を家のデジカメで撮りまくりいいのを選ぶ。
  2. 背景についてのハード的な対策→家の白い壁の前で、白いバスタオルで大人の手を隠しつつ縦抱っこに。
  3. 背景についてのソフト的な対策→家にPower Pointがあったので、パワポ使って背景の画像処理で背景の微妙な色やら陰やらを消しました。

白いシーツの上で寝かせた状態でも撮影したのですが、これだと、どうしても陰ができてしまう上に、顔の向きがなかなか思うようにいかずでした。

これぞと思う写真を2つ選び、パスポート写真のサイズ規定に合うように光沢紙にプリントアウト後にカット。とはいえ、たくさん撮影しても、結局、微妙に正面向いてなかったり、口が半開きになってたり、正面向いて口が閉じてると思えば、ちょっとギョロ目すぎて、イマイチだったり。ということで、パスポート申請の窓口で、担当者の人に相談しつつどの写真にするか決めました。

が、、、、、パスポートの申請窓口に行って、赤ん坊の写真をパスポート申請窓口の担当者に見せたら、、、

「あ、赤ちゃんの場合は、サイズさえ合ってれば、ちょっとくらい口が開いてようが、斜め向いていようがいいんですよ〜。こんな小さい子の写真、ちゃんと撮影するなんて大変でしょう〜。」

とのこと。えっ!!そうだったの???1日がかりで格闘したのに。


パスポート受け取り

パスポートの申請から受け取りまでの期間は、新規申請の場合は、6業務日かかります。そして、申請の際は、本人は窓口に行かなくてもいいのですが、受け取りの際には、申請者の年齢にかかわらず本人が受け取り窓口にいかないとパスポートがもらえません。ということで、ちょうど6営業日後、まだ生後3週間の息子をスリングの中に入れて、電車で約40分程度の旅券事務所に受け取りにいきました。
しかし、旅券事務所についてもスリングの中でグッスリ寝てた息子。スリングの中を覗き込まれる訳でもなく、スリングの膨らみだけ見て「本人いらしてますね」で終了。他の子やら、人形をスリングに入れてても、問題なく受け取れそうな感じ。赤ちゃんにはあんなに適当なチェックしかしないんやったら、新生児は受取時の本人出頭免除で良いのではないかと思いました。

つづく…

なお、ここに記載されている情報は、2013年4月から5月頃の我が家のケースです。そして、イギリスのVisaに関わる法律等は、とても頻繁に改正されているようです。また、日本のパスポートに関する手続きも変更される可能性もあります。最終的なビザ手続きに必要な条件や書類等および日本のパスポート申請については、ご自身でUK Boader Agencyのホームページや、日本の外務省のホームページ等でよくご確認ください。



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